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第五十三回:「社会人にとっての成長」とは何か~自分の常識は、世間の非常識~

皆さん、こんにちは。シェイクの吉田実です。

先日、ある方とお話をしている際に、
「リーダーシップのある人の共通点って何だろう?」
という話題になりました。

その方は、
「小さい時にボーイスカウトやガールスカウトなどをはじめとする
キャンプ活動をしているという共通点がある」とおっしゃっていました。

今まで全く知らなかった人と共同生活を送るキャンプの経験は、
世代を超えた人とコミュニケーションをとり、
リーダーシップを育むということでした。

またある方との話の中では、
「最近の若手は、理解力が低いよね」とおっしゃっていました。
相手が言ったことの真意を理解できない若手が増えてきたと
嘆いておられました。
ここでは、理解力とは、話している相手の背景や、意図を想像する力で、
「この人の、言いたいことはこういうことなんだ」と
捉えられる力を指して、理解力とおっしゃっていました。

いわゆる仕事の出来る人は、お客様の考えていることや
言いたいことを、即座に理解する力が高かったり、
上司が言いたいことや期待していることが何であるのかを、
理解する力が高かったりする人と言えると思います。

冒頭に書きました、キャンプ経験のある人はリーダーシップがあるという
話とつなげて考えてみますと、キャンプ経験のある人は、
世代の違う人とのコミュニケーションを小さい時から重ねてきており、
相手の考えていることが何なのかを考えてきた人である
とも言えるでしょう。

リーダーシップのある人は、多様な人と接してきた経験により、
自分の世界だけではなく、相手の考えていることを
理解する力に長けた人であるとも言えると思います。

ポイントは、普段、自分が過ごしている世界とは“違う”世界に
一歩を踏み出し、自分の枠を超える経験をしているかどうかです。

「社会人にとっての成長とは何か」を考えた時、
私は、技術的成長人間的成長の2つの成長があると考えています。

技術的成長とは、出来なかったことが出来るようになることで、
例えば、論理的に考えることが出来なかったことが出来るようになったり、
お客様に対して一人で商談が出来るようになったりすることです。

人間的成長とは、見ている世界が広がることだと思います。
自分だけのことではなく、相手のことを考えられるようになったり、
組織のことを考えられるようになったり、
今だけではなく、未来を考えられるようになったりすることだと
考えています。

自分が成長したと実感できる時は、自分の視野が広がっている時だと
考えます。

この人間的成長をするには、枠を超える経験、つまりいつもの自分では
得ることの出来ない“違い”を知る経験がとても有効です。

秋田市にある国際教養大学では、就職不況だと言われている
この時代において、今年就職を希望した学生95人全員が
内定を得たとのことです。
この大学では、留学が義務化されており、留学等の経験を通じて、
自分の枠を超える経験を重ね、人間的に成長している人が
多いからではないかと思います。
(もちろん、語学力などの技術的成長もあるでしょうが)

社会人になって、人間的成長を遂げる最も効果的な方法は、
「枠を超える経験をすること」でしょう。

例えば、いつも一緒に仕事をしている社内のメンバーと
一緒にいるだけではなく、社外の人の集まりに出てみる。
自分の知らない世界に一歩を踏み出すことを常に意識し、
外に目を向けることだと思います。

自分の常識は、世間の非常識である。

と常に自分に言い聞かせながら、外の世界に一歩を踏み出す。
そうすることで、自分を客観視できるようになり、
いかに狭い世界で生きていたかを認識できるようになります。

そのことが人の成長を促進するのだと思います。

やったことがないことをやる。
行ったことがないところに行く。
会ったことがない人に会う。

外に目を向けた新たな一歩を踏み出すことで
視野を広げ、人間的に成長していきたいものです。


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