
皆さん、こんにちは。シェイクの吉田実です。
いよいよ4月には、2010年度の新入社員が入社してきます。
最近、2010年度に入社するゆとり世代について、多くのメディアから
取材を受ける機会が増えてまいりました。
今回は、2010年度入社予定のゆとり世代についてお話ししたいと思います。
今までのゆとり教育を受けた世代と何が違うかというと、
2010年度の新入社員は、「義務教育の中学校時代」からゆとり教育を
受けてきた世代であるということです。
“ゆとり本格世代”と言われるこの世代。どのような傾向があるのか、
2009年11月にシェイクが実施した2010年度入社予定の内定者(ゆとり世代)を
対象にした調査結果の一部をご紹介したいと思います。
内定者の約4人に1人(26.5%)が、これまで両親から厳しく叱られた経験がなかった
と答えています。
さらに、40.6%の人は、両親以外から厳しく叱られたことがなかったと回答しています。
家庭で叱られたことがない。学校の先生にも叱られたことがない。
その結果、「打たれ弱く、失敗することを極端に恐れる」若手が増えているのです。
最近では、「私は、褒められて成長するタイプです。叱らないでください」と
堂々と上司に進言する新入社員もいるというから驚きです。
このような、失敗することを極端に恐れる若手は、
自分から行動しない、という特徴が見られます。
主体的に行動したり人と違う行動をとってしまったりすることによる失敗を恐れ、
はじめから行動を起こさない傾向が見られます。
このような傾向が見られる若手に対して、
どのように接していけばいいのでしょうか?
それは、「失敗を恐れずにとにかく動く」意味を、きちんと伝えていくことです。
あいまいな状況の中で、失敗を恐れず、一歩を踏み出すことの重要性を
きちんと納得できるまで、伝えていくことが大切です。
特に、新入社員の状況を登山に例えると、新入社員には、山の頂が見えていません。
頂が雲に隠れていて、見えていないにもかかわらず、
見えているところにとどまり、知っている世界でしか
活動しない、活動できないのでは、成長がありません。
それは、あまりにも、見えている世界が狭いからです。
山に登りはじめて、登るべき道が見えたり、
頂が見えたりするわけです。
頂が見えない中で、山を登りはじめる力こそが、今の時代に求められる力であり、
勝ち組の行動特性です。
この力を「あいまい耐性」と呼ぶことがありますが、
この「あいまい耐性」をもっておかなければ、これからの世の中
生きていけません。
とにかく山に登りはじめることが大切ですが、とはいっても、
新入社員は不安に感じるものです。
そのときに大切なのは、どこが五合目なのかを伝えてあげることです。
五合目まで登って、今まで知らなかった景色を見たとき、
初めて、山に登って楽しかったと思えてきます。
それまでは、とにかく、「つらい」としか感じなかったことが
「楽しく感じる」ポイントがあるのです。
この仕事をしていて楽しいと感じるポイントを明確にして、伝えておく。
五合目がどこであるのかをきちんと伝えておくことが大事です。
あるお客様は、仕事が楽しくなるポイントを、
「お客様のところに一人で行くことが出来るようになること」だと仰っていました。
そのためには、
・挨拶・マナーが出来るようになること
・いい加減なことを言わないこと
・主体的なホウレンソウが出来ること
の3つさえ出来れば、一人でお客様のところに、行かせることが出来ると
仰っていました。
一人でお客様のところに行くことが出来るようになれば、
仕事の面白さを感じることが出来る。
そのために、まず、身につけるべきは、
ごく基本的な、3つの行動だと定義しているのです。
これが五合目を設定するということなのです。
あるサービス会社においては、「あいまい耐性」を高めるために、
「失敗することは好ましいことであるという意識転換をする」
ことに焦点が当てられています。
内定者時代においても、新人研修においても、先輩体験談は全て失敗経験談。
様々な、先輩の失敗経験を繰り返し伝えることで、
「失敗を恐れていては学べないこと、失敗を恐れずにチャンレンジすること」
の重要性を伝えていきます。
更に、配属においても、仕事の割り振りにおいても、
失敗経験を積めるように、敢えて、チャレンジングな
仕事を割り振り、失敗を奨励しています。
「失敗することはいいことである」という意識転換。
この意識転換こそが、新人研修で押さえるべきポイントであるという
こだわりをもって人材育成を行っています。
今回、一部をご紹介させていただきました内定者調査ですが、
シェイクのホームページにお問い合わせいただきましたら、
詳細なデータを当社からご送付させていただきます。
(詳しくはコチラから調査結果をダウンロードできます)
2010年度新入社員がまもなく入社してきますが、
きちんと新入社員の特徴を知り、イキイキと活躍できる社員に
育成していただくきっかけにしていただければ幸いです。