
皆さん、こんにちは。シェイクの森田英一です。
最近の新入社員は「こじんまりしている」「勢いがない」「個性が見えない」
「何を考えているのかわからない」という声を年々多く聞く。
以前、シェイク社で、ゆとり世代調査をした中で、興味深い結果があった。
それは、「自分のことが好きですか?」という問いに対して、「好きではない」
という人の割合が、30.5%と、他の世代と比べて圧倒的に高い。
(社会人10年目の世代は、13.7%)
そして、「自分のことがあまり好きではない」という世代に
「どうして好きではないのか?」というヒアリングを重ねる中で、
多く出てきた声は、
「自分で一生懸命やった経験がなくて、自分のことが好きではない」
というものだった。
今まで、環境的に、いろんなことがお膳立てされてきた。
たとえば、少子化の中、受験勉強の塾も、個別指導がある。
予備校ではターゲット校に受かるための対策を自分で考える必要はなく、
予備校が用意してくれたカリキュラムに乗れば、大学全入時代の受験も乗り越えられた。
昔のように、勉強法を自分で考えなくても、誰かが用意してくれる。
「自分ではじめて、やりきる経験」が圧倒的に少ない。
一生懸命にやる機会がなかなかない。
一生懸命やることに実はあこがれてはいるけれども、その経験がなかった。
逆に、「一生懸命やることはカッコ悪いよね」なんて、ひねくれたりもする人もいる。
そんなこともあって、なかなか、自分のことが信じきれない。
根本的に、自信がない。
もしくは、自信があっても、根拠のない自信で、打たれるともろい。
さて、来年も、また新入社員が入ってくる。
彼らは、就職活動中に、リーマンショックの影響をもろに受けた世代だ。
先輩までは、超売り手市場といわれたが、彼らが就職活動をする時には急に、
軒並み採用数は減り、就職活動は、一気に難しくなった。
社会的にも、不安感、不信感が募っているが、
彼らの今後への不安感、焦燥感は、予想以上に強い。
そんな中、ぜひ彼らに、学生のうちにやっておいてほしいことがある。
それは、
「自分が何か興味のあることを、自分で始めて、ゴールを決めて、やりきる経験」だ。
やることは自分が興味があること、ワクワクすることであれば、何でもいい。
そのほうがやりきる確率が高い。
海外一人旅にチャレンジするのもいいし、自転車日本一周でも、
昔から興味のあったスポーツを始めたり、何かのスポーツに打ち込んで極めたり、
ある特定分野の本を100冊読みまくるでも、アルバイトやインターンで成果を
出しまくるのでもいいだろう。
学生の間に、自分を信じることができる経験、自分で自分はよくやったと
褒められるようなことをして欲しい。
自分の中での武勇伝、伝説を作って欲しい。
大事なのは、自分でやりきった経験、そして、自分で自分に自信を持つことだ。
最後の最後で、自分を信じることができれば、その後の社会人人生に大きな財産となるだろう。
それは、多少つらくなったときに、乗り越える原動力となる。
叱られて落ち込んでも、なにくそと思える力になる。
自分を信じることができる経験がないと、折れてしまう。
人事の方からも、ぜひ彼らが、のびのびと、自分に自信をもつことができる
経験をすることを、見守ってあげてほしい。
人は自分で決めてやることが一番やる気が出る。
彼らが、本当の意味で自信を持って、のびのびと明るい社会人生活を
来年4月にスタートさせることを心から願っています。