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コラム第四十六回:「日本の行方 ~リーダーシップのグローバル時代~」

皆さん、こんにちは。シェイクの森田英一です。

最近、ニュースなどでは景気が底打ちしたなど、
景気回復の兆しが見えるような話題もちらほら聞こえるようになって
きました。

しかし、多くのエコノミストの方々が、
本格的な景気回復までにはあと数年はかかるだろうという見方を
されているようです。

今回は、少し視野を広げて、
この危機を乗り越えたあとの日本、人材育成について
考えてみたいと思います。

数年後、不況を乗り越えたあとの日本社会は、
一体、どのようになっているのでしょうか。

元の状態に戻るのでしょうか。
それとも、何らかの変化が起こるのでしょうか。

私は、これからも様々な構造的な変化が起こり、
日本の企業は大きく変化を迫られると考えています。

特に今後10年、20年、50年というスパンで考えてみると、
事業環境は激変していきます。

例えば、少子高齢社会の本格化は避けては通れないテーマです。

2008年の老年人口指数は3人で1人の65歳以上の高齢者を支えるという
値となっていますが、2023年には2人で1人を支える社会となると
予測されています。

また、日本の人口自体が既に減少傾向に入っており、
国立社会保障・人口問題研究所によると、
現在約1億2000万人いるといわれる人口が、
2100年には、5000万人台まで減る可能性があるそうです。

そうなってくると、やはり、労働力人口も減っていきます。

今後、どのような政策がとられるかにもよりますが、
労働力不足を補うために、外国人の方が日本の企業で働くということも
ますます増えてくるでしょう。

実際、我々が新入社員研修を行っている中でも、
毎年、外国人の新入社員の方が増えてきている実感があります。

また、人口減少の影響により、内需も減少していくでしょう。

多くの日本が、このような状況を考慮し、
10年ほど前から本格的に世界に市場を求めて、
グローバル展開を積極的に進めています。

外資系企業に、日本企業が吸収・統合されることも今まで以上に
非常に増えてくる可能性があります。

このような状況を考えると、
これからの企業には世界を相手にビジネスを展開すること、
また、外国人と協働するということが必然的に要求されるようになります。

外国や輸出入に直接関連するような業種・職種だけでなく、
それまで外国とは縁の無かった業種・職種も、
外国人との協働が一層求められていくでしょう。

実際に、海外展開する中小企業の数は例年増加していっています。

そのような時に世界を相手にリーダーシップを発揮しているような人材が、
皆様の会社では育っていますでしょうか?

今後を見据えた際のリーダー人材の育成が、
人事の方にとって重要課題だというお話を最近ディスカッションさせて
いただく機会が増えてきました。

実は、私自身、新卒で入社したのは外資系のコンサルティング会社で、
新入社員研修は、アメリカのシカゴで世界中から集まった新入社員と
一緒に受けました。

その際に、日本人がリーダーシップを発揮する確率は極めて低いことを
目の当たりにしました。

まず、英語をはじめとした語学は堪能で当たり前。

その上で、何らかの光るものを持っていないと、グローバル社会では
ただ単に大人しく、意志のない人だというように捉えられてしまいます。

今の経済不況を乗り越えたあと、
世界を相手にビジネスを行っていくためには、
リーダー育成、リーダーシップ開発の仕組みが必ず必要となると
私は確信しています。

でなければ、天然資源を持たず、
人が唯一の資産である日本が世界でリーダーシップを
発揮していくことは難しいでしょう。

しかし、一足飛びに世界で活躍するリーダーの育成を
するといってもなかなか難しいという印象を持たれる企業の方が
多いのですが、まずは足元から、として、若手・中堅に対し、
現場を引っ張っていくためのリーダーシップ強化から
手を打っていくべきではないかと考えます。

彼らこそ、これからの会社を担う原石でありますし、
3年後、5年後、10年後に世界を舞台に活躍すべき存在です。

リーダーシップ教育は、早ければ早い方が効果があります。
今から彼らのリーダーシップ教育を本格的に始めたほうがよいでしょう。

今、この不況の中で、若手は様々な矛盾に直面し、
多くの不満を持っていることが多いと感じています。

会社に対する不満、すぐに変わる方針への不満、上司に対する不満、
給与に対する不満。

そのような不満のパワーだけで若い時期を過ごしてしまっては、
その後の行動変容、リーダーシップ発揮が非常に難しくなってきます。

早い段階から、高い視点でものを考え、
何のためにその仕事をやるのかという目的をとらえ、
そして、その高い目的のために、周りを巻き込み実現していくといった
リーダーシップの経験を若いうちから多く積ませていった方がよいでしょう。

ただ単に、理屈でリーダーシップスキルを学ぶのではなく、
現場で、体で体感しながら経験していく。

その積み重ねが彼らの成長を促し、
将来、世界を相手にリーダーシップを発揮する土台、
礎となっていくと信じています。

これから、社会には今まで以上の変化がおとずれ、
ますます多くのリーダーが必要とされてきます。

御社には、10年後、20年後の会社の、そして、日本の将来を担う、
若手リーダーが育つ仕組みや仕掛けはありますでしょうか。

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