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コラム第四十四回:「現場から会社を創る次世代リーダー」

皆さん、こんにちは。シェイクの森田英一です。

現在のような社会情勢の中で、
育成体系を見直したいというご相談をよく受けます。

人材育成というテーマの中で、
このような時期に特に重要になってくるテーマがあります。

それは、「現場力」です。

今回は、現場力に大きくかかわる「現場のリーダーシップ」というテーマについてお伝えしたいと思います。

景気が悪くなると、転職するあてもなくなり、会社にはぶら下がり社員が増え出します。

そのぶら下がり社員は、不安、不満は大いにあるものの、
転職先はないという状況になると、言われたことだけ、
与えられた役割だけを無難にやるという心境になったり、保守的になったりします。

しかし、このような時期にこそ、本当は、現場の力が重要となってくるのは言うまでもありません。

皆さんの会社の現場を担う社員の方々はいかがでしょうか?

どこを見て、仕事をしているでしょうか?
何のために、仕事をしているでしょうか?
日々淡々と仕事をこなすサイクルにはまっていませんか?

このような不況の時期だからこそ、工夫・改善・イノベーションが求められています。

そして、本当に会社にとって必要不可欠な工夫・改善・イノベーションは現場から起きます。

革新的な価値を生み出すイノベーション。
様々な工夫・改善など、革新的なプロセスイノベーション。

イノベーションにも、様々なレベルがありますが、
これらは、お客様の悩み、お客様から伺う競合の話、日々感じる現場の問題点、
それらを肌感覚で感じているところから、革新的なアイディアが生まれてくることが多くあります。

世の中の変化の全てをトップが察知し、考え、実行させていくのは不可能です。
また、会議室の中だけでつくられたアイディアには、リアル感がありません。

「現場で、工夫・改善や、新たな取り組みが行われている」
「現場から新たな提言が上がってくる」

というような変化対応力、価値創造力に溢れた現場が
企業の競争力になっていくことは間違いないでしょう。

だからこそ、現場にいる一人ひとりが「現場から会社を創る」という意識、
現場のリーダーシップを持つことが必要となってくるのです。

さて、あなたの会社では如何でしょうか。

現場を担う若手・中堅社員は本気で仕事に取り組んでいますでしょうか。

ぶら下がり社員とならず、
現場から会社を創る次世代のリーダーとして活躍していますでしょうか。

若手・中堅社員の方に研修をやると必ずと言っていいほど聞こえてくる声。

「忙しい」「追われている」「時間がない」「会社が悪い」「上司が悪い」
「経営者が悪い」「所詮縦割り組織だから無理だ」「会社に行くのが億劫だ」
「疲れた」「どうせ変わらないから諦めた」

このような声は、あなたの会社では聞こえてきませんでしょうか。

多くの若手・中堅社員の方々は、今、目の前にある仕事を淡々とこなすだけ。

仕事を淡々と処理するだけのマシーンのような状態となり、やりがいを感じず、
生産性もあがらず、モチベーションは落ち、覇気を失っていく。

もし、現場がこのような状況に陥っていては、この不況の時期は乗り越えられません。

現場を支える若手・中堅社員を鼓舞し、
会社の屋台骨である現場のエネルギーをどう高めていくか、
パフォーマンスを上げるかは重要なテーマです。

そのためにはどうすればいいでしょうか?

そのためには、金銭、地位などの外発的動機付けだけではなく、
一人ひとりのWILL(意志)に働きかけていくことが非常に効果的です。

「自分は何をやりたいのか。
自分はなぜこの会社に入ったのか。
この会社で自分が出すべき価値は何か。
今自分が出している価値は何か。
自分の存在意義は何か。
自分にしか出来ないことは何か。
自分は社会に対しどのようなことにやりがいを感じるのか。

そして、そもそも自分はどう生きたいのか。
今の自分は格好いいのか。」

目の前の仕事に流されるのではなく、
日々、挑戦を重ねる中でこのような根源的な問いを追求し続けていく。

そうすることにより、WILL(意志)は、より強く、より研ぎ澄まされていきます。

私は、そのWLL(意志)が本人を駆り立て、
結果として、リーダーシップを発揮していった人を多く見てきました。

私たちが提供している研修の中でも、
自らのWILL(意志)に目覚めた若手・中堅社員がかかわりをしたメンバーが
自ら会社に働きかけ、そして、周りの人にも影響を及ぼし、
組織を活性化していくということが頻繁におこります。

そのようなリーダーが生まれる現場、活躍する現場はとても強い。

常に変化を求められる今。

「リーダーシップはトップだけのものではない。リーダーシップはみんなのものである。
自分たちこそ、リーダーシップを発揮し、会社をつくっていくんだ。」

現場で働く一人ひとりがこのような意識を持つことが現場の活性化につながり、
現場発の工夫・改善・イノベーションにつながるのです。

誰でも、強いWILL(意志)を持つことによって、
よりパワフルに生きる可能性を持っています。

そのWILLへの働きかけが、人材育成の「ど真ん中」だと私は思います。

皆さんの会社の現場の社員は、強いWILL(意志)をもって仕事をしていますか。

そして、皆さんは現場のWILL(意志)をどのように育んでいますか。

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