
皆さん、こんにちは。シェイクの森田英一です。
私たちは自律型人材育成を目的として、
様々なサービスを提供させていただいております。
既にご存知の方も多いかと思いますが、改めてご説明しますと、
私たちは自律型人材を「自ら考えて行動し、やりきる人材」と
考えております。
より詳しく説明いたしますと、
「自分らしさを理解し、主体的に考えて、
周囲とシナジーを発揮しながら行動し、やりきる人材」です。
自律型人材を育成するというと、その人自身が自律型人材になるための育成が
主と思われる方も多いかと思いますが、
その上司に対するアプローチも非常に重要です。
と申しますのも、せっかく自律型人材を育成しても、
上司のマネジメントによって、自律型人材が活躍できない、
つぶれてしまうというようなことが多くの企業で起こっているからです。
例えば、若手が自ら新しいアイデアを考え、上司に提案したとしても、
「つべこべ言わずに、成果を出してから言え!」
というような声によって、せっかく生まれた自律性の芽が摘まれてしまう
ということが起こっています。
一般的にマネジャーが「管理職」と呼ばれることに象徴されるように、
マネジメントといえば管理監督するもので、
「管理監督型マネジメント」が今まで主流でした。
「管理監督型マネジメント」は、業務の内容がある程度固定化されている
仕事に関しては非常に効果を発揮します。
これは、効率を上げるためのマネジメントとしてうまく機能します。
しかし、現代のような知識創造社会では、非常に変化が激しく、
やるべきことも次々と変わっていきます。
このような環境では、効率化だけではなく、
アイデアや現場の工夫が競争力の源泉になります。
そのためには、
一人ひとりのやる気、やりがい、個性が重要になってきますが、
指示命令型の「管理監督型マネジメント」では、
それを押し殺してしまう可能性があります。
本人のやる気を引き出し、個性を活かし、
自律的に仕事に取り組んでいくためには、
「管理監督型マネジメント」では不十分です。
会社の中で、自律型人材を育成し、その彼等が活躍するためには
「指示命令型の管理監督型マネジメント」から、
「自律支援型マネジメント」に転換することがとても重要になってきます。
では、「自律支援型マネジメント」とはどのようなマネジメントでしょうか。
まず始めに、「自律支援型マネジメント」で重視していることは、
「部下の意志」を引き出すことです。
シェイクが提唱しているG-PDCAサイクルを、
本人の意志で回すことを支援するのがマネジャーの仕事となります。
マネジャーのかかわり方としては、
本人が自ら考えて行動する支援をしているのか、
そして、その行動と結果を振り返って成長するように促しているのか、
ということが重要になります。
今、マネジャーの立場にある人は、自分のマネジメントが、
本当にそういった自律型人材が育ち、
活躍できるようなものになっているのかどうかを、
自分に深く問うてみる必要があると思います。
このG-PDCAサイクルのGが表しているゴール(目標)が、
ただ上から与えられただけの、やらされ感たっぷりのゴール(目標)には
なっていないでしょうか?
もしそうであれば、自律性は十分に発揮されません。
また、「これはダメ、これはいい」と一方的に評価を伝えるだけで、
本人自らが振り返り、自ら評価するということを
阻害してはいないでしょうか?
そして、本人の主体的な工夫や学びを促進していますでしょうか?
「管理監督型マネジメント」が枠の中で効率を高めるマネジメントだとすると、
「自律支援型のマネジメント」というのは、
その人の枠をその人が自分で乗り越え、
自分で発展させていくことを支援するマネジメントといえます。
次に、それを促進するうえで、
チームのメンバーが相互にかかわり、
成長を促し合うという場づくりの観点も、
「自律支援型マネジメント」の重要なテーマの一つです。
答えのない時代では、
常にマネジャーが正しい答えを出せるとは限りません。
チームメンバーで創発しながら、
答えを見出していくことが大切となってきます。
最後に、「自律支援型マネジメント」では「ビジョンマネジメント」も重要です。
一人ひとりの自律性を引き出すためには、
組織のビジョンをきちんと伝えて、そのビジョンにそったゴールやプランを
主体的に各自で立てていくとよいでしょう。
自律支援型のマネジャーの役割は、
組織のゴールと、その本人が主体的に立ててきたゴールをつなげる役割です。
「自律支援型マネジメント」では、
ビジョンの裏にある背景や想いなどを伝え、
組織、チーム、個人のベクトルを合わせていきます。
そうすることにより一人ひとりが主体的にG-PDCAサイクルを回し、
またチームメンバーが相互にかかわり、成長を促し合うことができるのです。
今、私たちをとりまく事業環境が激変したことによって、
新しいマネジメントのあり方が求められています。
あなたの会社では、
このような「自律支援型マネジメント」が必要とされていないでしょうか。
そして、必要とされているのであれば、
それがどの程度できているのでしょうか。
考えるきっかけとしていただければと思います。