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コラム第三十三回:「自律力を磨け!」 ~自律力で自分らしく働く、生きる~

皆さん、こんにちは。シェイクの森田英一です。

先日、6月26日(木)に、私の4冊目著書『自律力を磨け!』がマガジンハウスより出版されました。

この書籍は、タイトルにもあるとおり、ズバリ「自律」について書かせていただいたものです。

シェイクは“自律型人材育成企業”として活動しておりますが、最近、ようやく人事業界、人材開発業界で、
変化の時代のあるべき人材像として「自律」というキーワードが使われるようになってきました。

しかし、一般的にはまだまだ知られておりません。

この『自律力を磨け!』がきっかけとなり、より多くの方に「自律」という働き方、そして生き方を知っていただければと思います。

自律力とは、自分らしく生きる力

私たちは、企業内の人材育成において、自律型人材を「自ら考えて行動し、やりきる人材」と定義しています。

しかし『自律力を磨け!』ではビジネスシーンに限定せず、多くの方に読んでいただくために、読者の方が活躍するフィールドを仕事だけではなく人生ととらえ、
自律力を「自分らしく生きる力」と表現しました。

また、より詳しい定義として
「自分で自分を元気にし、自分らしく変革し続けられる力。
そして、周りの人も元気にする力」
と表現しています。

他者に依存せず、自発的に考え、行動し、より自分らしくなっていく。
そして、周りの人の自分らしさもサポートしていく。

そんな力を「自律力」と呼んでいます。

「自律力」は新しく身につける能力ではありません。

じつは、皆さんそれぞれが本来持っている「自分らしさ」であり、今までの人生でついた垢を取る作業であり、磨くものです。

従来のピラミッド型の組織では、与えられた課題を効率的に処理することのできる人材が求められていました。

このような環境では、「独自性」や「自分らしさ」は抑圧されることが多かったかもしれません。

しかし、現代は変化の時代です。

組織には変化に対応するために、
組織目的を実現するための課題を自ら考えて設定し、
解決に向けて行動する人材が必要です。

一方、個人の働き方や生き方の選択肢も広がりました。
情報やノウハウも溢れかえっています。

このような状況では市場価値や地位などの外的な評価だけではなく、自分の幸せの基準や価値観、資質などの内的な評価を基に意思決定を行っていかなければ、「自由」の海に溺れてしまいます。

また、身につけた知識やスキルはすぐに陳腐化してしまうので、30代、40代、50代も、その年代なりに常に変化に直面し、成長しつづけなくてはなりません。

まさに、組織にとっても、個人にとっても、「自律力=自分で自分を元気にし、自分らしく変革し続けられる力。
そして、周りの人も元気にする力」が求められているのです。

では、この「自律力」はどのようなプロセスで磨かれていくのでしょうか。

「自律力」は

  • 「自分のコア」を知る
  • 「なりたい自分」を再構築する

という2つのプロセスで磨かれていきます。

「自分のコア」とは、強みや弱み、大切にしていること、幸せに感じることなどです。

「自分のコア」を知るうえで大切なポイントは、
強みや弱みどちらか一方にだけ目を向けるのではなく、
全体として自分を認めること
です。
そして、認めたうえで、統合させていくことが重要です。

次に、自分のコアに基づいて「なりたい自分」を再構築していきます。

周りの影響や上辺の夢ではなく、自分が本当になりたい姿は何なのかに気づき、再構築していくのです。

この2つのプロセスを何度も何度も繰り返すことで、『自律力』は高まっていきます。

つまり、自分らしい生き方に近づいていくのです。
一人一人が輝き、能力を発揮していくのです。

このプロセスについて更に詳しくは、『自律力を磨け!』の本の中で事例を交えながら説明させていただいております。

今後、社員一人一人の自律を支援する、キャリア自律の仕組みがますます必要となってくるでしょう。

先日開催したセミナーのゲストとしてご講演頂いた株式会社 バンダイ様には、市場原理人事異動という面白い制度があるそうです。

これは、全社員が毎年一回、自分の今までを棚卸しすると共に、自分の夢や目標について考え、それをキャリアプランシートにまとめるものだそうです。

この中には、「○○までに部長になる」「○○までに社長になる」という夢や、会社を辞めた後どうするかなどを書く人も多いとのことです。

また実際に、この夢や希望をもとに異動を検討するそうです。

この制度は、社員のキャリア自律を促す仕組みとして有効なものだと思います。

皆さんの会社にキャリア自律の仕組みはあるでしょうか?

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