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コラム第三十回:高スピード・変化の時代のキャリア術 ~【自律力】=個人力 × 周囲とのシナジー力

皆さん、こんにちは。シェイクの森田英一です。

今回は、キャリアについてお話ししたいと思います。

少し前までのキャリアというと、20代は土台づくりの時代。
30代に自分のやりたいことを決めて、40代で活躍。
50代になったら成熟した感じで、60代で終了。

そのような「積み上げ型キャリア」が一般的な考え方だったように思います。

そのため「20代は下積みの時代だから、我慢しろ」「40代になったら落ち着くぞ」などとよく言われていました。

しかし最近のキャリアに関する相談で伺うのが、「40代にして変化・成長を迫られている」というもの。

たとえば、IT技術者に関しての例で申し上げましょう。

以前は、銀行などで使っていたメインフレームの技術が、今やWeb関係の新技術に取って代わられ、以前のものとはプログラミング思想が異なるため、昔からの技術者は苦労しているという状況にあるのです。

今、40代のIT技術者の方は、新しい技術を身につけるのか、あるいは技術専門職ではなく管理職になるのか、キャリアチェンジをするのか。
それらの決断を迫られています。
実際にこういったキャリアを考える研修をしてほしい、というニーズをいただくことがあります。

ここからうかがえるのは、昔は、技術を一度習得すれば一生食べていけるという時代でした。
それが今や、技術を身につけてもすぐにまた新しい技術を磨かなければいけない。

技術は、スピード感をもってどんどん進歩すると共に、次第に、安価なインド・中国・ベトナムなどのオフショア開発、
つまり海外での開発に取って代わられていくでしょう。
今後10年くらいの間には、今現在、日本にいる多くのIT技術者の方は職を失うという時代がやってくる可能性すらあります。

これは何を意味するかというと、もちろん20代では土台をつくり、成長変化しなければいけませんが、
30代も40代も50代も、その年代なりに常に変化に直面し、
成長し続けなければいけない
ということです。

この傾向は、IT業界は特にスピードが速いため顕著に表れていますが、IT業界のみならず、他の業界でも同じような傾向が進みつつあります。

このような時代には、
【いかに自分を動機付け、成長欲求を高め、成長し続けられるか】という
【自律力】
が求められます。

環境変化に応じて、変わり続けること。そして、その動機を保ち続けること。

動機を保ち続けるコツは、何でしょうか?

人間は、自分が決めて最後までやり切ったときに動機付き、元気になるのだと私は思います。

「やる気がない」「元気がない」と言っている人は、自分で決めていない。
「上司がこう言ったから」「会社がこう決めたから」とまわりの環境のせいにしている。

自分で決めること。
そして、決めたことをやり切り、自分自身を元気にすること。

これこそが【自律力】のポイントだと思います。

そして【自律力】には、もう1つ大事なことがあります。

それは【まわりの人とのシナジー力を高める】ということ。

現代は、仕事が専門的になっていき、視野が狭くなってしまう。
だからこそ、どんどん孤独になり、孤立しがちです。

そういう時代だからこそ、他の専門分野の人とネットワーキングする必要が出てきます。

非常に複雑化し、高度化した時代だからこそ、個人や狭い範囲だけですべての仕事の成果を出すということは難しくなっています。

【個人力】を極めることと、まわりとの【シナジー力】を高めること。

この【自律力】を、年代にかかわらず高めていくということこそ、これからの時代のコアな力になっていくのではないでしょうか。

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