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コラム第二十八回:新入社員は宇宙人!?~来春入社の“ゆとり世代”の活かし方

皆さん、こんにちは。シェイクの森田英一です。

先日、シェイクに応募してきたインターンシップ生の履歴書を見ましたら「平成元年」生まれでした。

平成20年ですから、もうそんな時代が来たんですね。

「いよいよ本格的に“ゆとり教育世代”が入社してくる時代だな」。
そんな風に感じたりします。

皆さんの会社でも、新入社員や内定者の方々、就職活動生と接してみて「“ゆとり教育世代”は違うな」と思うこともあるのではないでしょうか。

私も、人材育成ご担当の方からそんな声を聞くことが近頃増えて参りました。

“ゆとり教育世代”はいろいろと問題がある、とはいわれますが、これまでの新入社員とは何が違うのでしょうか。

いわゆる「ゆとり教育」といわれる学習指導要領改訂後の学校教育を受けていることはもちろんなのですが、学校教育だけではなく、彼らを取り巻く環境が大きく様変わりを見せていると思います。

例えば、携帯電話の発達によって誰から電話がかかってきたかわかるようになり、好きな人とだけ連絡を取ったり、
苦手な人を避けたりするようなコミュニケーションが可能になりました。
また、インターネットやメール等のITツールの発達によって、直接面と向かってぶつからなくても人とコミュニケーションを取ることができるようになりました。

このような時代背景により、自分と世代や感覚が違う人とのコミュニケーションが圧倒的に少なくなっているのが、彼ら“ゆとり教育世代”の特徴の1つと言えます。

彼らは、一般的なモラルや常識がなかなか育ちにくい環境で育ってきました。
同世代・同環境の中での常識はあったとしても、一般的な常識としてとらえ、身につける機会が少なかったと言えるでしょう。

また「“自分で考える力”が育っていない」というのも、ゆとり教育世代の特徴であると言われています。

昔は詰め込み型の教育で、「意味は考えずに、いいから覚えろ」というやり方で生徒も従っていました。
(私自身、中学の頃「なんでこの年号を覚えなきゃいけないんですか?」と質問して「つべこべ言わずにとっとと覚えろ!!」と先生に一喝されたのを、よく覚えています。)

私も学校コンサルティングをする中で学校の先生方からお話を伺う機会がありますが、今まで知識詰め込み型の学校の先生たちにとって、突然「考えること自体を教える」というのはなかなか難しく、先生方も自信を持って教えることができないと、相談を受けることがあります。

今までの教育では、生徒にそもそもの学習の目的から、自分の頭で考えさせたり、問題意識を持たせたりすることはあまりありませんでした。
そのようなパラダイムが当たり前になっていた先生に、そもそもの部分から生徒に考えさせることを促すことを期待するのは、難しい側面があったのではないかと思います。

私自身、学校コンサルティングをしておりますと、「考えさせる教育は難しいし、予習にも時間が掛かる」「正直、以前の型にはめる教育の方が楽だった。給料を上げてほしい」教員の方々からこんなコメントを聞くことが多々あります。

ゆとり教育世代の新入社員の育成として企業は、“考える”ということを、社会人の基礎として改めて教えていかなければいかない。そう強く思います。

今、スピードが問われる社会、変化の時代において上から言われたこと・教えられたことだけではなく、“自分の頭で考え、現場で的確に対応すること”が非常に求められています。

そして”考える”ことは、若いうちに癖付けをしなければなかなか育ちにくい能力です。

また、ゆとり教育世代は、少子化の影響もあり、団塊ジュニアなどに比べると受験などの競争も徐々に厳しさを緩め、就職活動も売り手市場でゆるくなってきている世代です。

以前は厳しい受験勉強などを通して、苦労してセルフマネジメントしなければならない機会が少なくなり、自分を成長させる機会がこれまでの世代に比べて圧倒的に減ってきているとも言われています。

このため、今まで入社してくる新入社員において「大前提」「当たり前」であったことが、もはや常識ではない、ということが起こり得るのです。

今までは前提であった部分から、会社が教えなけばならない。

そういった時代背景を理解したうえでの、現場でのマネジメント、そのことを踏まえたうえでの新人の教育体系を企画しなければならないと思います。

型にはめない! ゆとり教育世代の活かし方

では、ゆとり教育世代の新入社員には、どのような育成が適しているのでしょうか。

まず、モラルなど社会人としての常識・人としての常識から教える必要があります。
ただし、ゆとり教育世代の彼らは、頭ごなしのやり方や型にはめられることを嫌います。

「こうしろ」「こうしなければいけない」「普通はこうするものだ」といった画一的なやり方には、反発する人が非常に多い。

なぜなら彼らは、インターネットなどで容易に情報を得ることができ、いろんな生き方・働き方・仕事のスタイルがあることを知っているからです。会社の先例がそうだから。上司に言われたから。
そういうことだけでは、安易に承服しないのです。

そして、そんな彼らの教育方法として最適なのは、
「意味から伝える」ことです。

「なぜこれが必要なのか」「このことにどんな意味があるのか」など、背景や意味をつぶさに伝え、丁寧にコミュニケーションをとることが重要なポイントです。

そして何か彼らが間違ったとしてもただ単純に彼らのミスを怒るのではなく、彼ら彼女ら自身を本気で思い、心配するが故の怒りなのだということを親身になって伝え、「なぜ怒ったのか」という背景をも伝えることが必要です。

人と人とがより向き合ってコミュニケーションをとることが、求められている時代。

“ゆとり教育世代マネジメント”は、新入社員研修企画の一貫として
会社を挙げて全員で模索してく時代。

皆さんの会社では、“ゆとり教育世代マネジメント”はうまくいっていますか?

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