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コラム第二十七回:「日本には、リーダーシップが足りない!」~森田英一のリーダーシップ論~

皆さん、こんにちは。シェイクの森田英一です。


最近ひそかに(?)「リーダーシップ」ブームが起こっていると感じます。

書店でも「リーダーシップ」「リーダー」という名を冠した 数多くの書籍が並び、 ビジネス雑誌やハーバードビジネスレビューといった雑誌でも 最近、リーダーシップの特集が組まれています。

昨今の潮流を見ていると、 以前のリーダー像と、今のリーダー像というのは変化してきています。

今、日本において新しい「リーダー」が求められているのではないか。

そんな風に思っています。

私も講師として、企業でリーダー育成の研修をさせていただく機会が 数多くありますが、その多くは、管理職層の方々向けに実施するケースです。

しかし、研修終了後、受講した方々から伺うことが多いのは、

「リーダーシップについて、もっと早く学びたかった」

というコメントです。

日本では、リーダーシップの教育というものは、 ほとんどなされていません。
海外ではリーダーシップを教える大学の学部も存在すると聞いています。

『日本人は、圧倒的にリーダーシップが欠けている』

私は今、そんな危機感すら覚えています。

「リーダーシップ」は、一般的な言葉として認知はされていますが、実際のところは誤解の多い言葉だとも感じています。

例えば、「リーダー」という言葉と 「リーダーシップ」という言葉の違いを明確に言える方も 少ないのではないでしょうか。
「リーダー」は役割の話であって、
「リーダーシップ」は人への影響力、
人がついてくるかどうかという、結果を意味しています。

この違いは、意識しておく必要があると思います。

また「リーダーになれるかどうかは、生まれながらに決まっている」
「リーダーシップは、選ばれしものしか発揮できない」

そんな風に誤解されている方が、本当に多い。

実はかく言う私も、リーダーシップに関して大きな誤解をしていたことを、
起業してから気づいた1人です。

「リーダーたるもの、完璧でなければいけない」
「強い意見でメンバーをぐいぐいひっぱっていくことが、正しいリーダーだ」
「リーダー向きの人と、不向きの人がいる」

そんな大変な誤解をしていました。

実際には、メンバーをぐいぐい引っ張っていけばいくほど
メンバーのリーダーシップが発揮されないという状況に陥ったり、
自分が完璧になろうとすればするほど、
他のメンバーの依存・萎縮を引き起こしてしまったり……。

お恥ずかしい話ですが、本当に、何度も何度も失敗してきました。

「リーダーになれるかどうかは、生まれながらに決まっている」
「リーダーシップは、選ばれし者しか発揮できない」

実際のところ、そんなことはない。そう思います。

リーダーシップのスタイルには、カリスマ型もあれば、 大人しいタイプもある。
和気あいあいと楽しくやっていくことが得意なリーダーもいれば、 結果を重視した、ドライなリーダーもいる。

人間それぞれに個性があるとおり、 リーダーシップの発揮の仕方もそれぞれなのです。
1つの型にはめるものではない。

自分なりのリーダーシップを発揮した結果、 人がついてきたかどうか。

その結果こそが、本当の意味での 「リーダーであるかどうか」ということなのです。

リーダーシップ育成のために、ポイントは1つです。

では、リーダーシップの育成を考えるにおいて、押さえておくべきことは、何なのでしょうか。

大きな1つのポイントは、
【誤解を早めに解く】ということ。

年齢を重ねれば重ねるほど「リーダーとは、こういうもの」と固定概念が凝り固まってしまうケースが多いので、いかに早い年次で、リーダーシップに関する誤解を解くことができるかが、まず1つのポイントです。

企業において、リーダーシップの育成というものはそもそもしていないか、あるいは管理職になってから行うケースが極めて多いと思います。

時代が変化し、日本人のリーダーシップが欠けているからこそ、今いるマネジャーの方々は、「自分は、どんな個性を持っているのか」「個性を活かし、どのようなリーダーシップを発揮すべきなのか」と組織全体を踏まえた自分の位置づけを考え直し、自分らしいリーダーシップを発揮することが、必要とされている時代になってきているのではないでしょうか。

時代が、ビジネス環境が、変わった。
御社のリーダーは、どうか。

今までのビジネス環境においては、仕事の効率を求めた 「効率化のリーダーシップ」が必要とされてきました。
それは、これまでのビジネスが、 「効率化」や「速度」という土俵で競われてきたからです。

「効率化」競争の中で求められたリーダーは、 確固たる強い意見・意思で、 他のメンバーをぐいぐいひっぱっていく、というものでした。

しかし、そのビジネスルールは今や終焉を迎えつつあり、 ビジネスが「スピード化」し、「日々革新」し、「ライブ化」しています。

これからのリーダーに求められるのは、
「いかに、見えないものをつくっていくか」。

上から与えられたゴール、 既存の慣習に基づいた目標を目指すのではなく、あるべきゴールを、自ら構築する。
決められたシナリオ通りにきっちりと積み上げていくリーダーではなく、その場その場のメンバーの動きに注目し、今いるメンバーの個性が活きる形に全体をオーガナイズする。
そんな【指揮者】のような役割が求められています。

今、時代の変化と共に、
リーダーシップのあり方は大きく変化しています。

御社のリーダーの方々、マネジャー層のリーダーシップは、いかがでしょうか。

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