
こんにちは、シェイクの森田英一です。
人材育成をご担当されている方の中には、来期に向けての全体プランや、新入社員研修を検討しているという方も多くいらっしゃると思います。
私も、今の時期、社員育成プログラム作りをご支援させていただく中で育成の担当者から様々なご相談を受けています。
ニュータイプ新人”に適した育成、していますか?
「最近の若手は変わった」。
これは、最近私が育成の担当者様とお話していて、必ずといっていいほど出てくる話題です。
敬語ができないとかの以前に、まずそもそもの意識の違いがあります。
例えば、「年上を敬う」ということ。言わなくても分かっていてほしい、当然のことなのですが、今の若手の中には、
「そもそも、なんで年上を敬わなければいけないんですか?早く生まれただけじゃないですか」
などと言い、「そういわれると、あきれて返す言葉がない。」そんな人事の方の声もお聞きするようになりました。
今まで常識だったことが、常識でなくなっている時代なのです。
今まで社会人としての常識や当たり前だったことが、常識でない、当たり前ではない若手が増えてきています。
そんな“ニュータイプ新人”に対しては、名刺の渡し方だけ、敬語の使い方だけ教えるのでは、不足しています。
新入社員研修では、通常、マナーから教えることが通例ですがマナー以前に、教えるべきことがある時代になっています。
自分視点から相手視点へ“社会人常識スイッチ”を入れましょう。
では、「マナー以前」に何を教えればいいのでしょうか。
それは、「学生常識から、社会人常識にスイッチさせる」ことです。
そ社会人になるということは、学生の頃「お金を払う立場」だったのが、「お金をもらう立場」になるということです。
それは何を意味するか。
「自分視点」から「相手視点」へとパラダイムを変えることです。 学生の頃の「自分がどうしたいか」ではなく、自分がお金をもらう立場になるということは、そのお金の対価として相手に価値を出さなくてはいけない。そのため、「相手がどうとらえるか」「どう受け取るか」に視点をスイッチさせる必要があるのです。
これは「心のマナー」ともいえる部分です。
今までのマナー研修では、名刺交換や電話のとり方など「行動のマナー」に焦点が当たっていましたが、それ以前の「心のマナー」を今の若者に実感をもって理解してもらうことが必要だと思います。
そして、気の合う仲間だけと付き合えばよかった学生時代から、気の合わない人ともうまくコミュニケーションする社会人生活への転換が求められます。
自分と違う感性を持った人と付き合うにあたっては、自分のコミュニケーションスタイルを見直す必要があるでしょう。自分の今のコミュニケーションが相手にどのような印象を与えているのか。それを再度見直す必要があるのです。
今までの「マナー研修」でカバーしていた領域から、これからの時代でカバーすべき 「 新しいマナー研修(ニューパラダイムマナー研修) 」に、領域が広がったのです。
「心のマナー」「社会ルールのマナー」。これらを踏まえて意味を深く理解した上で、ようやく今までの「行動のマナー」がある。これらすべてをカバーしてこそ、その後の若手の教育もスムーズに行くのです。
こういった「マナー以前」の内容は、言葉だけで言ってもうまく伝わりません。これをどう実感をもってもらうか。それが、新入社員研修の醍醐味で、シェイクの研修の本領発揮の部分でもあります。
この実感がなければ、自律型人材育成ではなく、ただ単なるわがまま人材の育成になってしまいます。
これからの時代、新入社員研修では、この「ニューパラダイムマナー研修」がスタンダードになると私は考えています。
あなたの会社の新入社員研修、ぜひこれを機会にぜひ振り返ってみてください。