
こんにちは。シェイクの森田英一です。
シェイクでは企業の社内診断を1つのサービスとして行っていますが、先日、若手社会人を対象にアンケート調査を行いました。「若手社会人が仕事に求めるもの」、「若手社会人はなぜ離職を考えるのか」、その答えの一端が垣間見れる興味深い結果が出てきました。今回はその調査結果を交えつつ、書きたいと思います。
※この調査は、就職活動時にジョブウェブというコミュニティサイトに登録していた方を対象に行い、若手社会人354名の方から回答を得ました。
※ジョブウェブ http://www.jobweb.ne.jp
若手社会人が仕事に求めるもの = お金や待遇よりも「○○」
まず、若手社会人は何を求めて働いているのでしょうか。
社会人暦1年目から5年目の若手社会人に「仕事を通じて達成したいことはありますか?」と聞いたところ、実に8割の方が「成長すること、自分自身の価値を高めること」と回答しました。
また、仕事においてモチベーションが向上するきっかけとしても同じく「成長」が重要なキーワードとなっています。
ある種当たり前のことなのですが、本質的な研修とは、「現場が変わる研修」。研修で学んだことを現場で実践できなければ、研修を導入する意味はありません。
「現在勤めている会社で「働いていて良かった」と思ったきっかけ」についてうかがったところ、「仕事をやり遂げたとき」(64.2%)、「仕事していて成長を感じたとき」(58.8%)というように、若手社会人の【 成長・達成欲求が満たされたとき 】にモチベーションを上げる傾向が見られました。
そして、「周りの人間から誉められたり、認められたとき」や「上司からフィードバックを受け誉められたとき」、「正当に仕事の成果が評価されたとき」などの【 承認欲求が満たされたとき 】が続きます。
若手社会人のモチベーション向上には上司や周りなどの外発的な評価よりも、【 自分の成長・達成欲求が満たされること 】がポイントとなっているということがわかります。
若手が「仕事に不満を持つ理由」とは?
次に、仕事に対して不満をもっている若手社会人はどれ位いるのでしょう。また、どのような理由から、不満をもつようになるのでしょうか。
「現在勤めている会社で、この先何年くらい勤めたいですか?」という質問に対して、なんと約半数(51.4%)の方が「3年以内に辞めようと思っている」と回答しました。(!! 私自身もこの結果に驚きました!)
また、「仕事に満足している」「やや満足している」と答えた人は全体の55.5%、「満足していない」「やや満足していない」と答えた人は全体の33.3%となりました。
「仕事に満足していない」と回答した層に理由をうかがったところ、1番多くの回答を集めたのが「将来のキャリアプランを描くことができないから」(59.5%)。次いで、「上司に魅力・指導力がないから」(48.8%)。
なるほどなるほど。昨今の会社の再編等の影響か、若手社会人の多くは、将来のキャリアということに非常に敏感ですね。また、上司に対する意識も強いと。最近、ミドルマネジメントの強化が叫ばれています。そのあたりも影響しているのでしょうか?
若手の早期離職問題:本当の原因はどこにある?
さて、ここで考えていただきたいのは、3年で3割とも5割とも言われる、【 若手社会人の早期離職はなぜ起きるのか 】ということです。
よく言われているような「若手の忍耐強さが足りない」という理由以外にもあるのではないか、というのが私の見解です
それは、「会社側が、若手に適切な成長機会を与えていない」という理由からの早期離職です。
若手社会人は、今回の調査で分かったとおり、「成長が感じられない」、「キャリアプランが描けない」などの理由で不満を感じやすいのです。
彼らは本質的には仕事に対する意欲もありポジティブに成長を求めているのですが、企業側がこれをフォローできない結果、成長意欲の高い層があえなく離職してしまっている現実があります。
もちろん、これらの層は全体でみると多くないかもしれません。ただ、このような層を取りこぼす会社に将来はありません。
「若手を最も成長させられる会社」そんな会社が若手優秀層の人気企業になってきています。
みなさんの会社では、3年目の社員がどれだけ育っていますか?
そして3年目の社員は、その先数年間のキャリアプランを描けていますか?