
皆さんこんにちは。シェイクの森田英一です。
採用を担当されている方は、07年の新卒採用の戦略を検討する時期ですね。ターゲット層の学生といかに接点を持ち、自社で活躍する人を採用するか。みなさん頭を悩ませている時期かと思います。
弊社でも、新卒採用をお手伝いさせていただいているため、採用担当者の方から
「うちの会社は学生からの認知度が低くて、いい学生と出会えないんだよね」
「うちの仕事はマイナーでどんな仕事をしているのかわからない、と言われる」
「選考途中の学生から、うちの会社は『意外と体育会系じゃないんですね!』など、誤解されていることが多いんだよね。」
といった話をよく聞きます。
学生からの【認知度不足】、【理解不足】、【誤解】。
今回はこういった「採用の課題を解決するポイント」、ひいては「ターゲット層の学生に的確に接し、志望してもらう方法」についてお話したいと思います。
就職協定時代、就職活動の勝負は2月までに決まっている!
弊社は新卒採用活動の振り返り調査を行なっていると共に、イベントなどでも学生と交流する機会が多いのですが、最近の学生の傾向として感じているのが、【 早期企業選択傾向 】です。
就職協定の影響もあり、「早期(2月頃まで)の印象で受験企業を絞らざるをえない」状況になっているのです。
特に近年は、就職協定の影響で4月から一気に各社の選考がはじまり、説明会、面接の日程が重なることも多くなり、説明会の時点で企業を選ばないといけない状態になっています。
また、2月や3月頃の学生は各社の説明会、エントリーシート提出、就職協定外の企業の面接が立て続けにあり、例年以上に、かなりスケジュール調整が難しかったという声が聞かれます。
「第1志望の企業と日程が重なってしまったので、 第2志望群の企業は泣く泣く途中で辞退した。」
という学生が非常に多かったようです。
従来の感覚では、「選考を進むにつれて徐々に志望度が上がる」学生を取り込めた企業も、「選考が深まる前に『選考を進むか』『辞退するか』決断する」という学生が多くなっている現状では、採用に苦戦するケースが多いでしょう。
学生に聞いてみたところ、選考が重なった場合、受験企業を絞る決め手となるのは ≪2月の時点での志望度、優先順位≫です。
つまり、1月までの間にいかに学生の認知度をあげ、仕事の魅力を理解してもらい、誤解を払拭できるか。【 1月までの間に、いかに学生の第1志望群の中に入っているか 】が重要なポイントとなります。
受験企業を絞りこまざるをえない学生が多い中、「2月に説明会を開始する」のでは間に合わないのです。
就職協定時代の採用活動成功のポイント
それでは、どのようにして「1月までに、学生から選ばれる企業、第1志望群に入る企業」になればいいのでしょうか。
それには、≪早期セミナー≫が効果的です。
早期セミナーの成功のポイントとしては、学生に対して企業名ではなく、イベントコンテンツの内容やタイトルで興味を持ってもらうことができます。
例を2つばかり挙げてみましょう。
- 『新規事業開発体験講座~実例から学ぶ、成功する新規事業・失敗する新規事業~』
→これによって、意識の高い学生層を集客。 - 『ソリューション営業体験講座 ~法人営業の本質を実例で体感~』
→これによって、営業に少しでも興味のある層を効率的に集客。
このような講座を開催することで、これまでの通常の選考では出会えなかった層にリーチすることができるのです。
そのセミナーの中で、ケーススタディなどを用いて、仕事を擬似体験する中で、「こんな仕事もあるんだ」「企業のことは詳しく知らなかったけど、面白そうだ」と認知し、志望度をアップしてもらうことができます。
また、仕事内容と並んで、最近の学生さんが重視するのは「社風」「人の魅力」です。
このセミナーの中での社員との交流会でイキイキとした社員さんと学生さんが交流することで、企業や人の魅力を直接実感してもらい、志望度をあげてもらうことができます。
また、企業としても本当に合う学生かどうか見極めることができます。
早期セミナー ~成功事例のご紹介
このような採用セミナーの手法で成功した実例をご紹介しましょう。
日本では個人保険分野でNO.1の保有契約高であり、平成15年の法人申告所得ランキングで、トヨタ自動車、東京電力、本田技研工業の次の4位である、JA共済さんです。
個人保険では一般的には他の民間企業がクローズアップされがちで、学生からの理解度もそれほど高くないのが現状でした。
JA共済さんは、昨年11月、12月に「就職活動プロジェクトマネジメント講座」と銘打ったセミナーを実施しました。
第1部の講座は、就職活動に役立つ、企業選びの視点や就職活動の具体的アクションを学ぶ講座。第2部の交流会では、JA共済の職員の方と学生がざっくばらんに交流。
このセミナーを受講した学生からは
「学生の視点に立ったセミナーであり、知りたいこと、気になること、不安に思っていたことなどをピンポイントで聞くことができた」
「内部の人がこれほど素敵な企業はないと感じ、すごく魅力的だと思いました」
「来る前とだいぶイメージが変わったので就職活動の選択肢にも考えてみたい」
といったコメントが聞かれました。
更に、採用活動が終わって蓋をあけてみると、このセミナー参加者から内定者の約24%を輩出するという、大きな成果を生み出しました。
『就職協定時代の採用活動成功のポイント』
それは、認知度が低い企業、理解度が低い企業、誤解を受けている企業は、早期セミナーという形で、ターゲット層の学生にリーチし、その企業の本質的な魅力に気付いてもらうこと。
そして学生さんの志望度が上がった状態で、4月からの選考に臨んでもらうこと。
採用の企画検討のこの時期、ぜひ考慮していただきたいポイントです。